プラスチック・エラストマーの赤外スペクトル（透過スペクトル版）

Price　¥62,000

『プラスチック・エラストマーの赤外スペクトル透過スペクトル版』
― 本書はプラスチックとエラストマーを中心とするポリマー643点の赤外吸収スペクトルデータ集です。

プラスチックやエラストマーの分子構造解析に欠かせない赤外分光法（FTIR分析）。高山森氏の『プラスチック・エラストマーの赤外スペクトル ― 透過スペクトル版』は、数多くの代表的ポリマーの透過スペクトルを体系的に整理し、研究者や技術者が「構造とスペクトルの対応関係」を直感的に理解し、スペクトルを読む力が身につくように編集された貴重な資料集です。

（ダイナリサーチラボによる紹介）
実測データと丁寧な解説で、初心者にも上級者にも役立つ

透過法による赤外分析は、赤外線を試料に通過させ、吸収によって分子振動の情報を得る測定手法です。この手法では、試料内部の化学構造が最も明瞭に反映され、微小な官能基の存在や分子配向の違いまで検出できます。

本書の特長は、単なるスペクトル集ではなく、ピーク帰属の根拠が丁寧に記載されていることだと思います。初学者は赤外分析の基礎理解に、実務者は未知試料の判定や品質検査に直結する内容です。また、類似構造ポリマー間でのピーク比較や結晶化度の影響など、現場で頻出する課題への示唆も随所に盛り込まれています。赤外スペクトルを本質から理解したい方、FTIRユーザーにとって、まさに“必須の一冊”といえるでしょう。

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